「名刺」はよく「名紙」や「名詞」と書き間違われそうですが、本当は「名刺」表記が正しいです。
中国語では「名片」と言われます。
その歴史は古く、発祥は中国と言われています。
具体的には・・・・・
古代中国の後漢頃、士大夫階級が知人の邸を訪問する際に、門前の箱に「刺」と呼ばれる、
姓名と身分を書いた札を投じて、取次ぎを要請した習慣がその発祥とされています。
三国時代の呉の武将朱然(182年-248年)の墓が1984年に発見され、発掘された結果、
「名刺」が発見されましたが、これが現存する最古の名刺とされています。
2,000年近くも前から名刺は存在し、長らくアジア独自の文化として、
名刺文化は築かれていったのです。
欧米では元来名刺交換の頻度は低かったのですが、東アジアの商慣習に合わせる形で普及し、
近年のパソコンの発達によるメールアドレス交換の必要性から、
名刺交換は一般化しつつあります。
つまり、名刺はアジア発祥のツールだったということになります。
日本においては、バブル前までは白色台紙に黒字というシンプル名刺が主流でしたが、
片仮名職業の増加に呼応するように、目立つ名刺・高級名刺といった個性溢れる名刺が
出てきています。
名刺の個性によってビジネスを前進させる動きは今後も益々活発化していくものと思われます。
また、日本では91mm×55mmが一般的ですが、中国を中心としたアジア諸国では
90mm×54mmが一般的です。
また、欧米の主流サイズは、89mm×49mmと言われています。
理由は定かではありませんが、一説によると、携帯性の重視の程度ではないかと言われています。
国際化を目指す日本企業が世界標準サイズにシフトしているのも事実。
名刺といえどもグローバル化してきているようです。
←「名刺の知識と情報」一覧へ戻る